■「Chronic Conditions(慢性病)」(2)
※ 以下原文の抜粋訳です。 前文(英文)をご覧になりたい方は、こちらへ
◆あなたの症状について知る:
多くのひとびとは、自分自身が向き合わなくてはならない慢性病に関する情報を知りたいのではないでしょうか?
慢性的な病気は、病気と向き合うひとたちに、不安や自分の生活に対する管理能力の低下から来る無気力感などを引き起こします。そんなとき、病気について知ること(情報を得ること)は、大きな支えになるでしょう。
また、持病についての認識を深めることによって、社会的な(交流)サポート、医学の専門家から提供される意見、また医療の最新ニュース、療養をサポートする製品等の情報を得ることが可能になります。
情報はいろんな所から得られます。ファミリードクター、シニアネットが提供するディスカッションエリアでの交流。また、インターネットや地域の図書館、サポートグループ、個人向け医療情報サービスなど、です。
他の良い方法としては、症状に適したサポートグループを紹介してくれることを専門に行っている団体などもありますので、そうした組織(Self-Help
Clearinghouse)にコンタクトをとり、あなたのぴったりのグループを探してみることも良いでしょう。
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◆サポートグループへ参加してみよう:
持病を抱えながらの生活によって孤立を感じることがあるかもしれません。サポートグループに参加することで、あなたを同じような症状を持つ人々との交流が可能です。 また、参加は、仲間との交流だけでなく、治療に関するさまざまな意見を聞くことができたり、専門家を紹介してもらう機会を得られることもあります。
さらに、サポートを得ると同時に、あなた自身が能動的にグループに関わることも必要となりますから、再び自分の生活に自分自身が積極的になるという力を得ることができます。
シニアネットの「健康に関する事柄」を扱うディスカッションエリアは、オンラインのサポートグループのひとつです。
また、サポートグループが免疫システムに良い効果を与えることが研究によって証明されています。 1970年代の終わりに、スタンフォード大学の精神病医学者デイビッド・スピーゲル氏[1]
は、末期症状の病と闘病するひとびとに対し、サポートグループが、どのような影響を与えるか調査しました。転移性の乳がん患者86名を対象に以下の調査を開始しました。
スタンフォード大学の医療チームのケアを受けるグループと医療チームのケアに加え週1回90分のサポートグループとの交流が加わるグループとの2つのグループに患者を分けました。結果は、サポートグループへの参加によって患者の病気に向き合う力が高まる、というものでした。
さらに、予想しなかった結果は、実験から10年後の間に86人中83名の患者がなくなりましたが、その中のサポートグループとの交流をしたグループにいた患者は、他方のグループの患者よりも2倍長く生きたという結果です。

スピーゲル博士の発見は、精神病医学者ファウジー氏(UCLA)の実験結果によって更に強固なものとなりました。皮膚がんにかかった患者を普通の治療を受けるグループとその通常の治療に加え情報提供とサポートグループへの参加を促したグループの2つに分けて行われた実験から、後者のグループの患者に疲れや不安感などの減少が見られ、さらに闘病能力が高められていることが証明されました。 また、後者のグループに参加した患者が先の結果同様、長生きしたという結果もでました。
もちろんサポートグループへの参加が長生きを約束するものではありません。しかしながら、免疫システムに影響を与えることは証明されたといえます。「人間は社会的動物であり、集団の中で育ち、進化します。つまり、グループへの参加が免疫システムを強化し、健康に良いことは生物学的に驚くべきことではありません。」とスピーゲル博士は言います。
サポートグループだけでなく、友人や家族も闘病を支えることは、いくつかの他の実験によって証明されています。
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◆自分の思うように:
新しく慢性病だと分かると、あなたの気持ちに関わらず、家族や友人などあなたを取りますひとびとは多くの情報を提供したり、さまざまな治療を勧めてくるかもしれません。しかしながら、提案はありがたいけれど、最終的には自分自身の一番望む選択ができるように。
◆病気のもたらす制限から新しい可能性へ?:
長く病気に向き合う現実によって、あなたは、自身の生活が不自由で制限されたもののように感じるでしょう。例えば、これまでできたテニスはできなくなるかもしれません。しかし他方で、参加したことがなかった絵画のクラスに登録するかもしれません。人生の時々でいくつかの扉が閉じられ、そして、新しい別の扉が開くように。
病と向き合うことによって、楽しみと自己の成長への新しい、そして可能なチャレンジをするのだと、あなたは思うようになるかもしれません。
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◆笑いは大切!:
スタンフォード大学のウイリアム・フライ教授[2]は、笑いがもたらす効果を報告しています。笑いは、筋肉を動かすエクササイズであり、身体機能(筋肉、血液中の酸素)に
良い影響を及ぼし、働きを活性化し記憶力を改善します。
同様に、笑いが免疫機能にも好影響を与えることもいくつかの研究によって明らかにされています。
◆楽観的でいるように努める
これはなかなか困難かもしれませんが、楽観的でいることが免疫システムに良いという報告があります。奇跡を期待することはできないかもしれませんが、医療・治療技術の研究は続けられ、前進しています。
希望をもって。。。
[1]スピーゲル博士については、下記のURLのページ中ほど、「グループ療法」のタイトル部分をご覧下さい。簡単に紹介されています。http://www.nhk.or.jp/special/libraly/02/l0002/l0202s.html
[2]下記のURLの「笑いは薬・笑いは内臓のジョギング」タイトルの章にウイリアム・フライ教授についての記述があります。http://www.yoshimine.com/newspaper/007.html
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