オンラインコミュニティ
〜SeniorNet(米国)の場合〜
シニアネットの会員たちは、ラーニングセンターでのパソコン操作などを学ぶIT教育が終わると、こんどはインターネット(オンライン)の世界に踏み出せるようになります。それが何を可能にするのか、米国シニアネットのウェブサイトで築かれたオンラインコミュニティ(米国のシニア向けサイトとして最大規模)をご紹介します。
シニアネットのウェブサイトは1995年に立ち上がり、会員だけでなく多くのシニアにアクセスされています。1999年にはインターネットのアカデミー賞といわれている「1999ウェビー賞」を最優秀コミュニティサイト部門で受賞しています。
このサイトの要素を挙げてみます。
- シニアネット情報
- 学習と交流、協同作業のための場
- マーケットプレイス
シニアネット情報は、シニアにとって有益な情報、シニアが求める情報です。コンピューター、医療や健康、金融やボランティア活動、各種レジャーなど、各企業・機関から提供されたりシニアネットが収集した情報群です。
そして、こうした多岐に渡る話題について意見を交わす掲示板(ラウンドテーブルと呼ばれる)やチャットルームがあります。これは遊びとしての交流の場であると同時に、疑問や悩みを打ち明けお互いに解決するといった、知識と経験がまじりあう学びの場でもあります。共通の興味・関心を持つ仲間を発見して共同した活動がはじまることもあります。こうしてシニアの“次のステップ”へのきっかけづくりともなっています。
多くの協賛企業で形作られるマーケットプレイスでは、シニアは特別価格で商品を購入できるという特典も用意されています。企業から見れば、こればシニア市場という大きなマーケットにアクセスしている窓口となります。オンライン書店と読書グループの例などを見ると、企業とシニアがうまく結びついた関係を理解しやすいでしょう。
自分たちに必要な情報を求めるシニアたちが集まり交流する中で、企業等ひろく社会に対しても発言力・影響力を持つことができる。それがまた次の有用な情報へとつながっているのです。
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